和菓子風

きな粉で和菓子風スイーツ

きな粉棒

きな粉のスイーツの定番は和菓子ですよね。きな粉のスイーツはお餅や白玉粉、葛など使ったスイーツが多いですが、その他の材料を使った和菓子風スイーツをご紹介します。 昔は駄菓子屋さんでよく見かけた、きな粉を使ったおやつ、そんな懐かしい味も簡単に自分で作ることができます。また、地方ならではの郷土菓子などもご紹介しますので 参考にしてみてください。

きな粉飴

お菓子の定番は飴ですが、きな粉を使った自家製の飴も簡単に作ることができるので小さなお子様のいるご家庭でぜひとも試していただきたいレシピです。材料は水あめ300グラム、お砂糖300グラム、きな粉を250グラム+150グラムの合計400グラム、あとはお水を少々、1リットルの3~5%ほど用意しますが、水の分量で歯ごたえも変化しますので何度か試して自分好みの適量をみつけてみてもよろしいかと思います。きな粉の前半部分の250グラムは本体部分に、後半の150グラムは表面にまぶすのに使うのであえて分けて表記しました。まずはお鍋にお砂糖と水あめ、お水を投入してじっくりとろ火で温めますが、このときはまだきな粉を入れてはいけません。気泡が発生してきたらきな粉のサインで、上からパラパラ、もしくはサラサラと振り掛けるようにお鍋の中に入れてかき混ぜます。充分にきな粉が全体に馴染んできたらそれ以上熱する必要もありませんので、火を止めて次の工程へと進みましょう。まぶす用のきな粉をお皿にでも展開させてその上に熱々のきな粉飴をお鍋から移してやりますが、そのままでは大きすぎるのでお皿の上で数個に分けると後の作業がスムーズになるかもしれません。最初は熱々ですがすぐに冷めるので、手で捏ねて長細い棒状に変形させしっかりと転がしながら表面にきな粉をまぶします。あとは包丁で食べやすいサイズにカットすれば完成、とっても簡単です。

きな粉棒

お手軽で味わい深いおやつならきな粉棒も全国的に有名なお菓子です。これを作るのに準備する食材が少ないのでどなたでもどこでもいつでも思いついたらすぐに作業を始めるための下ごしらえを開始してもいいでしょう。材料はきな粉50グラムとはちみつを大さじ2~2.5くらいで、この比率を正確に再現しなくてもお好みの食感になるよう調整してもらったほうが、おいしくおやつの時間を過ごせるのである程度はお任せします。作り方はこのふたつを混ぜることがメインになり、丈夫なポリ袋にでも入れて揉みながら両者が満遍なく混合するように願いを込めて数分間頑張ります。そこそこの握力がいりますし揉むのが苦手なら棒を使ってもいいですが、はちみつときな粉がちゃんとまざるような道具を選んで作業をしましょう。このときに袋が破れてしまったら失敗となるので、あまり薄いものではなく多少のことでは穴が開かないタイプの袋を使いましょう。大豆から作られたきな粉が手に付くようだとどこかが破れてしまっている可能性がありますので、自分の手の平に注意しながら作業をします。終わったらそのまま平らな板状になるよう変形させて、半日ほど寝かせます。半日経過したらまな板の上にきな粉を軽く敷いてその上に載せ、8ミリ~1センチの太さになるようにカットしていきます。時間が経過してもそんなに固まりはしませんので、棒状にしたら軽くひねってねじれを出して完成です。

ごろし

今でも自家製おやつとして一年中作られているきな粉を使ったごろしは、子供の頃に作ってもらった思い出を持つ税理士さんや歯科医師さんも多いでしょう。特殊な調理器具も使いませんし何種類もの調味料がなくてもおいしく作れるので、家庭でも頻繁に母親や父親、おじいちゃんやおばあちゃんが子供の為にニコニコしながら作っている風景が浮かんでしまいます。メインとなるのは小麦粉で、そんなに大量のきな粉を摂取できるわけではないため健康のためにこれを食べるのなら少し多めに口にしたほうがいいでしょう。作り方はボウルに小麦粉を500グラムとお塩少々を入れて、水を徐々に上から降り注ぎながら混ぜ合わせていきます。最終的には約400ccの水を混ぜることになりますが夏場だとそれよりも多い方がよく、冬場は逆に少なく調整するのが上級者です。混ぜ終わったらそのまま2時間ほど待ちますが、待ちきれない子供が横でじっと見つめていてもそれを止めてはいけません。その熱い視線がよりおいしさを増すスパイスにもなるので、見張りをお願いした方がいいくらいでしょう。時がきたら作業再開で、お鍋でお湯を沸かしてその中にちぎった小麦粉の塊を平らにしてから投げ入れていきます。しばらくして浮かんできたらオッケー、取り出して冷ました後きなこをまぶして完成となります。